フィリピン、世界人材ランキングで48位、2年連続で順位上昇
スイスのビジネススクールIMD World Competitiveness Centreが12日発表した世界人材ランキング2020でフィリピンは63カ国で48位を占めました。2018年には55位、2019年には49位で2年連続で順位が上がりました。このレポートでは、各国の人材開発と誘致、そして人材の質について順位を付けました。具体的には、(1)人材の投資·育成の度合い、(2)国内·海外の高度人材から見た当該国の魅力度、(3)人材の能力や競争力など3つの観点で測定します。
特に、国内と海外の高度人材(2)は、当該国の魅力度が31位で(3)人材の能力と競争力が33位に上がりました。項目別では、労働人口の成長率が3位、理科学委保有者の割合は11位で上位を占めました。フィリピンでは最近、IT-BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)産業が発達しており、情報通信技術(ICT)など高度人材の供給を増やすことが求められています。