フィリピンの財閥サンミゲル・コーポレーション（SMC）は、マニラ首都圏北部ブラカン州で新国際空港の建設に向けた準備を進めています。地質調査などを実施し、その結果を踏まえて着工する予定。ロペス運輸次官補の話として、23日付トリビューンが伝えました。
SMCは5月第2週から地質調査と測量を行い、作業の80％が完了済み。調査の分析を委託した第三者からの報告に問題がなければ、基礎工事に着手します。起工式の日程は未定です。
SMCは、2019年9月に新マニラ国際空港（ブラカン国際空港）の建設事業を受注。同12月に着工する予定でしたが、政府との調整や新型コロナウイルスの感染拡大などで遅れています。
ブラカン国際空港建設の総事業費は7,350億ペソ（約1兆5,700億円）規模。2,400ヘクタールの用地に4本の滑走路、3つの旅客ターミナルを備えた空港を建設予定。将来的に滑走路を2本増設する計画もあります。