フィリピンの21年海外送金受取額、過去最高値
フィリピン中央銀行は、2021年のフィリピン人海外出稼ぎ労働者(OFW)を含む在外フィリピン人からの送金額(銀行経由のみ)が前年比5.1%増の314億1,800万米ドル(約3兆6,330億円)だったと発表しました。送金額は過去最高となり、国内総生産(GDP)の8.9%を占めました。人口の1割を占めるとされる出稼ぎ労働者による送金が、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた同国経済や個人消費を下支えしています。世界銀行によるとフィリピンの海外送金受取額は、インドや中国、メキシコに次いで世界で4番目の規模となります。
出典:日本経済新聞