ア開銀、比の22年成長率6.0%で据え置き
アジア開発銀行(ADB)は6日発表した最新のアジア経済見通しで、フィリピンの2022年の実質国内総生産(GDP)成長率を前年比6.0%とし、前回(21年12月)から据え置きました。23年は伸び率が6.3%に拡大すると予測。フィリピンのGDP成長率は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年は9.6%のマイナス成長となりました。21年は外出・移動制限の緩和で経済再開が進み、5.6%のプラス成長に回復。アジア開銀は22年も個人消費や投資の拡大などに支えられて回復が進むと予想。ただロシアのウクライナ侵攻による不透明な世界情勢や物価の上昇、主要輸出先の経済成長鈍化といった下振れリスクもあると指摘しています。22年の東南アジア11カ国の成長率予測は4.9%で、前回から0.2ポイント下方修正しました。23年は5.2%成長になる見通しです。
出典:NNA ASIA