フィリピン、第1四半期は3四半期ぶり高成長 規制緩和で消費拡大
フィリピン統計局が12日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年比8.3%増加し、伸び率は前期の7.7%から加速し、市場予想の6.6%も上回りました。
伸び率は2021年第2・四半期(12.1%)以来の高水準。インフレ高進に直面する中央銀行に利上げの余地を与えるとみられています。
新型コロナウイルス関連規制の緩和や選挙関連支出が押し上げ要因となりました。
フィリピンでは新型コロナ新規感染者数が1月下旬に減少に転じました。行動制限が緩和されて外出が原則認められていなかった子供を連れて商業施設などを訪問できるようになりました。個人消費が上向き、サービス業は前年同期比8.6%増。製造業や建設業も堅調でした。