6月の海外送金受取、5カ月連続プラス
フィリピン中央銀行は16日、2021年6月のフィリピン人海外出稼ぎ労働者(OFW)を含む在外フィリピン人からの送金額(銀行経由のみ)が、前年同月比7.0%増の26億3,800万米ドル(約2,885億円)だったと発表した。伸び率は5カ月連続でプラスだった。1~6月の送金額は、前年同期比6.4%増の149億1,800万米ドルだった。国・地域別に見ると、米国からの送金が全体の40.1%を占め最も多かった。以下、シンガポール、サウジアラビア、英国、日本、アラブ首長国連邦(UAE)、カナダ、韓国、カタール、台湾と続いた。上位10カ国・地域で全体の78.4%を占めた。送金に家族間の贈与などを含めた個人間移転を見ると、6月は前年同月比7.3%増の29億3,600万米ドルだった。1~6月は前年同期比6.7%増の166億1,600万米ドルだった。